
パソコン画面を動画として録画することは、Windows10からは標準機能でできるようになりました。
パソコンの画面を動画として無料で利用できるフリーソフトも存在します。
た、最近のスマートフォンOSには、iPhoneやAndroidスマートフォンの画面を動画として録画できる機能が標準で搭載されています
しかし、Windows10の標準機能やフリーソフトで録画した場合、その後の編集には別の編集ソフトを利用すること必要だったり、スマートフォンで録画した場合はパソコンへ移す必要があるため、面倒だと感じる方も多いかもしれません。
そこで今回は、パソコン画面やスマートフォン画面の録画方法とその後の編集まで行う方法、すべてをひとつのツールで手間なく行うことができる作成ソフトについて解説します。
INDEX
Windows10の標準機能でパソコン画面を録画する方法
パソコンの操作手順を説明する際、文章や静止画、キャプチャだけの解説ではわかりにくい場合があります。その際、パソコン画面上の操作手順を動画として録画し、それを収録した動画マニュアルとして見せるようにすると全体の流れがよりわかりやすくなります。同様に、サービスのPR動画やプレゼンテーション資料にも一緒に挿入して見せてあげることで、伝えられる情報は格段に増え、見る人に非常に伝わりやすくなるでしょう。
Windowsにはもともと、静止画像を撮影して保存できる「スクリーンショット」機能が搭載されていました。Windows10からは「スクリーンショット」機能が強化され、パソコン画面を動画として録画し保存できる機能が標準搭載されるようになっています。
Windows10の標準機能で動画キャプチャをする場合は、「Windows」キーと「G」キーを同時に押します。そうすると、操作パネルが開きます。操作パネルで「キャプチャ」ボタンをクリックすると、「キャプチャ」の操作ボタンが表示されますので、「●」ボタンをクリックするだけで録画が開始されます。録画を止めたいときは「■」ボタンをクリックするだけです。
Windows10に標準搭載されているパソコン画面の録画機能は、本来ゲームソフト画面の動画を録画する機能として装備されており、正式には「ゲームバー」と呼ばれています。もちろん、Webブラウザやソフトウェアなど、他のソフトに対しても動画を録画することができます。
Windows10には動画編集ツールも標準搭載
Windows10には、録画したパソコン画面の動画の一部をトリミング(切り取り)できる動画編集ツールも標準搭載されています。
「ビデオエディター」と呼ばれているこの動画編集ツールは、Windows10のスタートメニューから「ビデオエディター」を選択することで開くことができます。このツールを活用すれば、動画の一部をトリミングすることや、複数の場面や別の動画をトリミングして、それを一つに結合することも行えます。
その他にも動画に3Dのエフェクト効果が追加できるなど、さまざまな機能を持っている「ビデオエディター」ですが、動画編集機能に特化しており、パソコン画面の録画は「ゲームバー」で行う必要があります。
フリーソフトでパソコン画面を録画する
パソコン画面の録画自体は、無料で使えるフリーソフトも用意されています。その代表的なものとして、「Bandicam(バンディカム)」というフリーソフトがあります。「Bandicam」では、パソコンの全画面録画から一部画面録画ができるほか、画質設定やマイクを通した外部音声録音機能も持っています。
最大4K画質の解像度(3840×2160ピクセル)での録画に対応していますので、高精細な動画を残すことができます。
ただし、「Bandicam」の無料版で録画できるのは10分間だけ。画面上部にBandicamのロゴが入るという制限もあります。時間無制限に使用したいときやロゴを消して使いたいときは、有料(1-PC ライセンス・4,400円から)の製品版を購入する必要があります。
スマートフォン(iPhone)で録画・編集する方法
iPhoneにはiOS 11以降から画面をそのまま動画として録画できる機能が標準搭載されています。
iPhoneの画面録画をするためには、事前の設定が必要です。「設定」アプリから「コントロールセンター」を開き、「コントロールを追加」画面から「画面収録」を追加します。
次に「コントロールセンター」に戻り、その中に「画面収録」が表示されていれば事前設定は完了です。
画面録画を開始するには、録画したい画面を開いた状態で、「コントロールセンター」の中の「画面収録」アイコンをタップします。そうするとカウントダウンがスタートし、3秒後に画面録画がスタートします。
その後は「コントロールセンター」画面を閉じて録画したい画面に戻ります。画面の左上に赤く時刻表示がされている間は録画中になります。
画面録画を終了するには、左上の赤い時計表示をタップします。そうすると、「画面収録を停止しますか?」とダイアログが表示されますので、そこで「停止」を選択します。
そのほか、スリープボタンを押すなど追記して画面ロックの状態になることでも、自動的に画面録画は終了します。
録画された動画はiPhone内の「写真」アプリ内に保存されているので、動画を編集したい場合は「写真」アプリ内で作業できます。
「写真」アプリ内で該当の動画を選択し、右上に出てくる「編集」をタップすると、編集画面になります。動画内で使用したい場所をピックアップする「切り出し作業」や光量・色味の調整、トリミングなどさまざまな作業ができるので、新たに別のソフトを使用しなくてもiPhone内で編集することが可能です。
スマートフォン(Android)で録画する方法
AndroidスマートフォンにはOSのバージョンがAndroid 11以降から画面をそのまま動画として録画できる機能「スクリーンレコード」が標準搭載されています。
まず、「スクリーンレコード」をいつでもすぐに呼び出せるよう、スマホの画面上部を上から下にスワイプすることで表示されるAndroidの「クイック設定パネル」に追加します。
ただしその状態ではパネルの機能一覧に「スクリーンレコード」は表示されません。そこでパネルの機能一覧画面の上部や下部(機種によって異なります)表示されているペンアイコンをタップします。
機能一覧表示の編集画面が表示されますので、「スクリーンレコード」アイコンを「クイック設定パネル」内の任意の場所にドラッグしてください。
Androidスマートフォンの画面を録画するには、録画したい画面を表示してから「クイック設定パネル」を表示し、「スクリーンレコード」アイコンをタップします。
その後「録画を開始しますか?」というダイアログが表示されます。「録音は行なうかどうか」「画面上のタップを動画として記録するかどうか」を選択できますので、選んだら「開始」ボタンをタップします。
「開始」ボタンをタップすると、3カウントした後で録画が開始されます。
録画を終了するときは、画面上部の通知欄に録画中は常時表示されている「停止」ボタンをタップします。「停止」ボタンを画面に表示させるには、画面上部から下に向かってスワイプします。
Androidで撮影した動画を編集する場合は、動画編集機能を内蔵した無料アプリ「Googleフォト」を使用します。
「Googleフォト」を開いて編集したい動画を選択し、「編集」アイコンをタップすると編集画面に入ります。このアプリでもiPhoneと同じように切り出しやトリミングといった作業ができるので、簡単な動画編集を行いたい場合はAndroid内で完結させることが可能です。
Windows10・フリーソフト・スマートフォンで録画する場合のデメリット
録画した動画をマニュアルや企業PR、プレゼン資料として人に見せるためには、基本的には編集が必要です。しかし、Windows10の標準機能もフリーソフトもパソコン画面の録画に留まりますので、録画した動画の編集には、他のソフトを別途インストールする必要があります。また制作過程においても、再度画面録画をやり直したり、動画編集ソフトにインポートしなおしたりと、複数のソフトウェアを行ったり来たりすることもあるでしょう。
企業で活用できるような動画を制作するために、自社内で録画から編集まで行うには、動画編集に対する専門的な知識やスキルを持った人材がいないとうまくいきません。加えて、パソコン画面の録画だけでなく、動画編集にかかる時間も考えておく必要があります。ましてやフリーソフトでは心配という声もあるでしょう。
また、スマートフォンで録画する場合のデメリットは、スマートフォン内の録画データをパソコンへと移行させるのに手間がかかる場合があります。スマートフォンのデータをパソコンに移すためには、USBケーブルで接続する必要がありますので、その手間がかかるわけです。
スマートフォンをパソコンとペアリングすることでBluetooth接続し、データを移行することもできますが、その設定が面倒だという人もいるでしょう。
「Dojo」ならパソコン画面の録画から編集までを一気通貫で可能
このようなデメリットを解消できるのが、マニュアル作成ツール「Dojo(ドージョー)」です。「Dojo」は、マニュアルを自動で簡単に作成することができるソフトですが、紙や動画のマニュアルだけではなく、企業PR動画やプレゼンテーション資料なども簡単に作成することができます。
「Dojo」は、パソコン画面の録画だけでなく、同一ソフト内で動画の編集まで行えるソフトウェアですが、大きな特長は豊富な画面キャプチャー機能です。一連のパソコンの操作画面を録画するための、「ムービーキャプチャー」機能だけでなく、クリック操作をトリガーとした静止画の自動取得や、取得範囲もアプリケーションウィンドウ、アクティブウィンドウ、フルスクリーンと、細かく設定できるのが特長です。
また、パソコン画面を録画する際には、「クリックしたボタンの箇所を赤枠で囲う」「行った操作内容のコメントが挿入される」といった作業が自動で挿入されます。これらの自動作成機能により、録画後の編集作業も簡単になり、作業時間の大幅な短縮に繋がります。
マニュアル作成ツール「Dojo」なら、自動作成機能に優れ、豊富なテンプレートも搭載されているので、パソコンの専門知識や動画編集の知識がなくても、動画コンテンツを作成できるようになるのがポイントです。
「Dojo」は別の動画をひとつにまとめることも簡単にできる!
マニュアル作成ツール「Dojo」では録画したパソコン画面の動画だけでなく、別途用意されている動画ファイルやパワーポイントの資料等もまとめてインポートして、ひとつの動画ファイルにすることができます。「Dojo」では、グラフィカルな素材やテンプレートが豊富に用意されているため、誰が作成してもリッチな動画コンテンツが簡単に作成できます。
そのほかにも、複数人で動画コンテンツを作成する場合には、作成者によって体裁が変わってしまうことがよくあり、そういった作成時のルール決めにも、大きな時間がかかってしまうことがあります。しかし「Dojo」では設定ファイルの共有なども可能であるので、誰が作成しても同じ水準で作成することができます。
「Dojoウェブマニュアル」ならスマホでもマニュアル作成が簡単!
また、「Dojoウェブマニュアル」なら、実際の作業の様子をスマートフォンで撮影した写真や動画アップロードするだけで、簡単にWeb上でマニュアル化できます。作業マニュアルや機械操作の手順作りといった視覚的に伝えたい内容をマニュアルで表現したい方におすすめです。
動画を使ったマニュアルや企業PR、プレゼン資料の作成なら専用ソフトを活用しよう
今回は、パソコンの画面を録画する方法についてご紹介しました。録画を行うだけでなく、目的に応じて、その後の編集時のことも考えておくのがポイントです。
パソコン画面を録画して、動画マニュアルや企業PRやプレゼンテーション資料などの作成まで、一気通貫に行える自動マニュアル作成ツールでは、多くの自動生成機能を持っていることから、マニュアル作成では工数の削減を最大96%削減した事例があります。
企業での導入はフリーソフトなどの導入は躊躇するもの。累計2,600社以上の導入実績を持っているという面でも「Dojo」シリーズは安心してお使いいただけるのではないでしょうか。