基幹システムのリプレースにともない、マニュアル作成を効率化できるDojoを導入
「基幹システムなどの業務システムのマニュアル作成を効率化 教育用のシミュレーションコンテンツとしての活用にも期待しています」
株式会社サナス 糖化製造部 生産管理課 課長 水窪 光一様(写真右) 株式会社サナス DX推進部 DX推進課 係長 西浦 敏文様(写真中) 株式会社サナス DX推進部 DX推進課 軸屋 あゆみ様(写真左)
株式会社サナス
業種
製造・機械
従業員数
300~1000人未満
課題
  • マニュアル工数削減
  • システム運用定着
  • DX推進

九州内唯一の澱粉・糖化一貫メーカーとして、コーンスターチ、甘藷澱粉、水あめ、ぶどう糖、異性化液糖といった澱粉糖化製品の製造を行っている株式会社サナス様に、Dojoを導入した経緯と効果などについて話を伺いました。

会社概要

九州内唯一の澱粉・糖化一貫メーカー

当社は海外から輸入したトウモロコシや国産のサツマイモを原料に、コーンスターチ、甘藷澱粉、水あめ、ぶどう糖、異性化液糖といった澱粉糖化製品の製造を行っている九州内唯一の澱粉・糖化一貫メーカーです。澱粉糖化製品は、清涼飲料水、パン、菓子類、調味料、ビール、発酵原料、加工食品などの食品分野、段ボールの接着剤などの工業分野まで幅広い用途に対応。甘藷澱粉、馬鈴薯澱粉、本葛粉、緑豆澱粉を原料に歯ごたえ、味付きの良いはるさめ・葛きりなども製造しています。
トウモロコシから取り出される澱粉以外の胚芽部、種皮部、蛋白質などの副製品については、分離後に飼料原料として有効活用されています。このほか、鹿児島特産の干し大根を生かした漬物製造にも着手。開聞岳の麓に広がる肥沃な土壌が育てた大根を厳選して漬け込み、大根の風味を生かした歯切れの良いお漬物を安全、安心、健康をコンセプトのもとに製造しています。
現在の株式会社サナスは、2017年4月に日本澱粉工業株式会社からコーポレートブランドのサナスを社名に変更し誕生しました。これを機に、既存事業のさらなる拡充とともに、新規事業に挑戦するなど、常に進化・発展する会社を目指しています。そして、これからも安心・安全・最良の品質を安定的にお届けするために、確固とした品質保証システムを運用し、改善や生産技術の向上に努め、満足いただける製品や新素材の開発を行ってまいります。

導入前の課題

基幹システムのリプレースでマニュアル作成が急務に

当社ではバックオフィスの業務と製造部門の業務でマニュアルを作成していますが、とくにルールは設けていません。担当者それぞれの裁量のもと、WordやExcel、PowerPointなどを活用し、スクリーンショットを貼り付けて文字を入力しながらレイアウトしていく方法でマニュアル作成を行っていました。こうしたマニュアル作成は、慣れない作業であることに加え、通常業務とは別に時間を確保する必要があるため、各担当者の負担となっていました。
マニュアルは属人化を防止するうえでも重要な位置づけでしたが、一度作成すれば、あとは更新だけで済ませることができます。このため、マニュアル作成は業務改善が必要な分野であるものの、優先順位としては高くありませんでした。大きく状況が変わったのは、会社の中枢を担う基幹システムの全面的なリプレースが決まったことです。このリプレースにともない、基幹システムに関わるすべてのマニュアルを刷新する必要がありました。正確に算出はしていませんが、相当数にのぼることは間違いなく、これまでのように各担当者が手作業でマニュアル作成するフローでは間に合いません。そこで、効率的にマニュアル作成が行えるツールを探すことにしました。

  

 

比較・検討と導入プロセス

導入要件を満たしていたDojo

2023年、「①マニュアル作成における作成時間の短縮と質の確保」「②その製品やサービスでしかできない付加価値」を要件に、さまざまなマニュアル作成ツールを比較・検討しました。そのなかから、Doj oを選定した理由は以下の通りです。

<時間や手間を大きく削減できる>

テンダさんにプレゼンしていただいた際、いつも通りの作業の操作を行うだけで、Dojoがスクリーンショットを自動で記録し、さらに操作説明文も入力された状態でマニュアルのベースが完成していることに、①の要件を満たしていると思いました。なかでも感動したのは、クリックした箇所のボタンの名前まで入力されていることです。Dojoを導入すれば、マニュアルの作成時間や手間を大きく削減できると感じました。

<シミュレーションコンテンツでの学習>

操作を疑似体験できるDojoのシミュレーションコンテンツ作成機能は、効率的な学習に最適だと思いました。例えば、設備の運転・停止を行う作業などは、慎重を期する必要があるため、経験の浅い従業員に教える場合は特別な学習機会を設ける必要がありました。
しかし、Dojoを活用すれば、その必要はありません。ブラウザで再生できるシミュレーションコンテンツで操作の正解・不正解を学習できますので、より効率的な教育が可能になります。この機能は要件で求めた②に該当するものであり、Dojo導入の後押しとなりました。

ハンズオンでの講習会を実施

2023年11月に、USBを挿入してライセンス認証するスタンドアローン版のDojoを導入しました。操作を覚えるため、テンダさんの協力のもと、2024年4月にWeb会議での講習会を実施。40名程度の従業員が参加し、その際にはテンダさんから人数分のライセンスを約一週間付与していただきました。これにより、講習会時はハンズオンでの学習、講習会終了後は復習を行うことができました。
また、講習会に参加できなかった従業員は後日、テンダさんが無料で開催しているトレーニングセミナーに自主参加。その後も、適宜トレーニングセミナーに参加させていただいている状況です。さらに、導入後も1~2カ月間隔でテンダさんとミーティングの機会をいただき、操作などを確認させてもらっています。こうしたテンダさんの手厚い伴走支援は本当に助かっています。

導入効果と今後の期待

月次棚卸処理の操作マニュアル作成で約300分削減

導入後のDojo活用状況は表1の通りです。基幹システムのマニュアルのほか、例として表1のようなシステムでDojoを活用しています。利用者からは「マニュアル作成時間が短縮された」「手順を間違えなければ、順序通りにスクリーンショットを記録できる」「Word、Excel 、PowerPoint、HTMLなど、複数のファイル形式のマニュアルを同時に作成できる」といった声が上がっています。ほか、具体的な導入効果は以下の通りです。

<最大300分の削減効果>

マニュアルを作成した業務から3つを抜粋し、比較したのが表2です。スクリーンショットや文字などを手作業でレイアウトしていたときと、Dojoでマニュアルを作成したときの時間を比較し、それぞれ約180分、約60分、約300分の時間を削減することができました。

<基幹システムの操作手順をすべて記録>

すべてが刷新された基幹システムは、操作においては何も分からない状況ですから、ベンダーの説明会があるときは常にDojoを起動し、すべて記録して事後に見返せるようにしました。これによって効率よく復習することができました。

<記録ツールとして活用>

システム操作について、他部門からDX推進部に相談されることがあります。その際、普段触らないシステムの場合、手順が分からなくなることがあるため、Dojoを起動して記録を行います。これにより、相談された操作内容をメモ代わりに記録しておくことができます。

利用範囲の拡大を視野に

DX推進部としては、さまざまなDXの取り組みのひとつとして、引き続きDojoによるマニュアル作成の効率化を推進していきます。
そのなかで、Dojoの選定理由にも挙げたシミュレーションコンテンツ作成にも取り組んでまいります。
また、講習会に参加した別工場や支店・営業所からDojoを導入したいという声が届いていますので、ライセンスの追加や複数拠点で利用できるフローティング版への切り替えを検討する必要があると考えています。どちらにしても、利用範囲の拡大は不可欠と認識していますので、今後もテンダさんのサポートに期待しています。引き続きよろしくお願いいたします。

株式会社サナス
業種
製造・機械
従業員数
300~1000人未満
課題
  • マニュアル工数削減
  • システム運用定着
  • DX推進
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