職場での部下に対する業務指導や研修所での役職別集合研修などの人材育成を行う場合はマニュアルや教材といった資料が欠かせません。
そこで、より教育効果が高く実践力を身につけられる教育資料作りのポイントについてお伝えします。
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人材教育の資料作りには悩みはつきもの!
人材育成に欠かせないマニュアルや教材などの資料の出来栄え(漢字じゃなくていいのか)によって教育の効果は大きく変わってきます。特に、知識が書かれているだけの資料ではなく実践力の向上が可能な資料ができれば現場で役に立つ場面も増え、教育を受けた社員の成長も早くなることが期待できます。
また、資料が読みにくいと積極的に読まれなくなってしまい効果が薄れるおそれがあるでしょう。
さらに、興味を持たせる工夫がないと読み進めていくうちにあきられてしまう可能性もあります。教育担当者は効果的な人材作りに役立つ資料を作ろうと試行錯誤して悩むことも多いでしょう。
効果の高い人材教育資料を作成したい場合は、
- フローチャートなどの図式化
- 動画の活用
- 疑似体験
を盛り込むことがポイントとなります。
ポイント①業務の図式化で分かりやすく
ポイントの1つ目である業務の図式化は主に2つのアプローチがあります。1つは業務の流れをフローチャート化することです。フローチャートで業務の進め方を示すことによって簡単に仕事の全体像を把握できるようになります。全体像を把握することによって前工程を担当している人と「どのように連携すればうまくいくのか」が分かります。さらに、後工程の人の仕事が「やりやすくなるためにどうすればよいか」が考えられるようになるでしょう。
もう1つはさまざまな仕組みを図式化することです。仕事にかかわる組織や対象となる製品やサービスと社会のニーズとの関係、作業のコツやノウハウなどを文章で書くのではなく図式化することです。分かりにくい内容も一目で分かる教材に仕上げることができます。
ポイント②動画資料で理解度UP
教材作りの2つ目のポイントである動画資料は教材をデジタルコンテンツにすることから始める必要があります。紙で作成した資料で動画を再生させることはできません。集合研修であればプロジェクタに映して動画を見せる方法もありますが、個々の研修資料で動画を見せる場合はeラーニングシステムを活用するとよいでしょう。動画は文章や写真よりも多くの情報を伝えることができます。
そのため、動画を見た人の理解度は確実にアップするはずです。特に、動きがある仕組みを理解する場合や作業フローに従って進めていく作業を覚える場合などには大きな教育効果を発揮するといわれています。分かりやすい人材教育資料を作ろうと思ったら動画を提供できる体制を整えましょう。
ポイント③疑似体験による学習で実践力UP
分かりやすい人材教育資料を作るための3つ目のポイントは疑似体験による学習プログラムを入れることです。研修などの中で疑似体験をすることによって知識が定着しやすくなるだけでなく実際に現場で仕事をするときの実践力アップが期待できます。
疑似体験にはさまざまなレベルが考えられます。例えば就活生のインターンシップのように社員の立場を疑似体験する大掛かりのものから研修資料の中でケーススタディを検討することを通じて疑似体験するものまであります。教育資料が単なる知識の羅列になってしまうと応用力がつかないおそれがあります。事例や問題を研究したり解いたりしやすいeラーニングシステムを活用して疑似体験型教育資料が提供できれば実践力の養成につながるでしょう。
ノウハウ豊富なマニュアル作成ソフトで分かりやすい資料作りをしよう
人材教育の資料作りにおいては図式化と動画、疑似体験の3つのポイントを踏まえて作成することが大切です。さらに、その資料をeラーニングシステムとともに提供できればより大きな教育効果が期待できるでしょう。図式化や動画などを使った人材資料を作成する場合は、教育資料作りに役立つマニュアル作成ソフト「Dojo(ドージョー)」のご活用をおすすめします。
Dojoは対象物のキャプチャ、指示が自動的に作成できることによってマニュアル作成作業の工数を最大96%削減できる可能性があります。また、スポットライトなど強調機能など図式化や動画作成に役立つ機能も豊富です。実践力のある人材を育てるための教育資料作りを行う場合はDojoを利用して効果的な教育資料を作ってみましょう。